Rose Tattoo - Black Eyed Bruiser

7th「Blood Brothers」 (07) から " Black Eyed Bruiser " を私訳。前作「Pain」 (02) から5年のインターバルを空けてリリースされましたが、年々激しさを増しているローズ・タトゥー。このアルバムで面白いと思ったのが " Black Eyed Bruiser " 。訳すと「黒い目をした乱暴者」ということだから、てっきり武勇伝のような歌詞なのかと思ったら、ちょっと違って、いろいろと余韻を残して歌詞は終わります。

ローズ・タトゥーがカバー・ソングを自作に収録するのも珍しいけど、オリジナルは Stevie Wright によって書かれ、自身で75年にリリースしています。彼はローズ・タトゥーと同じオーストラリアのシンガーで、活動初期のイージービーツでジョージ・ヤング　と一緒に曲を書いたりもしていました。この人書く歌詞は面白ね。

" Black Eyed Bruiser "

If you see me walkin' down the street, better get out my way
通りを歩いていて俺を見かけたら、その場から立ち去るのが賢明というものだ
I'm a real king hitter, always have my say
さもないと俺の拳がどれだけ重いか、身を持って知るだろうからな
If you're lookin' for a heavy time, best you don't come around
もし充実した時間を求めているなら、ここに立ち寄るべきじゃない
Or else you'll get your heavy, six feet of solid ground
さもないと暴力を生業とする大男に捕まっちまうぜ
I don't like trouble, but if trouble's the name of the game
俺は揉め事ってやつは好きじゃないが、トラブルという名のゲームがしたいなら
You know where you can find me boy
どこで会えるか分かっているよな
Everybody knows my name
俺の名前を知らない奴はいないさ
They call me the black eyed, the black eyed bruiser
彼等が黒い目をした、黒い目をした乱暴者と呼んでいるのは俺のことなのだから

I used to be a peaceful man, of flowers and love
俺にしたって以前は温厚な男だったさ、花や愛を大切にしていたし
I believed in my soul and the good lord above
神様がこの魂を見守ってくださっていると信じていた
But I was forced to change my tune
でも変わらざるを得ない時があったのさ
From candles and grace, by the power of the filthy dollar
団欒とした光景が、汚れた金の力によって奪い去られ
Everybody was kicks in my face
誰も彼もが俺を土足で踏みにじったのだから
There ain't no peace in this world that's a fact,
この世界に平和というものはない、それは事実だ
Take a good look around
周りをよく見てみろよ
So I'm gonna stand here and fight, ain't nobody putting me down
俺がここに立ち塞がって戦わないといけないのは、誰も倒さないからさ
They call me the black eyed, the black eyed bruiser
彼等が黒い目をした、黒い目をした乱暴者と呼んでいるこの俺をな

All I want is a little bit of understanding
俺が本当に欲しいものは、ほんの僅かな理解
Don't wanna be the man I am
このままの自分ではいたくない
All I need is a little bit of lovin' care now
俺が本当に必要としているものは、ほんの僅かな思いやり
Don't wanna be a hated man
嫌われ者のままではいたくない
Don't wanna be, don't wanna be,
このままではいたくない、このままではいたくない
The black eyed bruiser
黒い目をした乱暴者でいたくないんだ